滞った血流を促がす
全体の血液の役3分の1が足(下半身)にあるといわれています。しかし私たちは立ちの生活をし常に重力の影響を受け続けているので、この還流が必ずしもうまくいかなくなっています。心臓から送り出された血液が足先までに至り、そのまま同量の血液が戻っていけば問題はないのですが、この還流がスムーズに行かないと、血流が滞り対照的に足の血液量が増え、足がむくむといった症状が起こります。これは同時に、上体つまり・内臓や脳に血流・酵素が不足することを意味しています。そうすれば、臓器の働きは低下し、思考力も鈍って負の「気」の運行に陥ります。それとは反対に、手や足の先の末端にまで充分な血流が行き届かないと、冷え性などの症状が起こりやすくなります。適切な血量が全身に滞りなく巡ることが理想的なのですが、重力やストレス、さらに姿勢などの要素も多分にかかわりながら、腹部あたりで血流が最も滞りやすくなります。骨盤内の血流が滞れば疾病も多く現れてきます。
これらを解消するヨガの実修は、膝を回し股関節を緩めることです。まず基本体位は、仰向けに寝て両手で膝をしっかりつかみます。肘は伸ばして、膝と手が離れないようにします。次に息を出しながら足の甲を伸ばして両膝を手前に引き寄せます。さらに息を出しながら肘を伸ばして膝・股関節を開いていき、膝と股関節を充分に開きます。顎を引いてうなじを伸ばし、息を出し切ります。
重力の影響を受けにくい仰向けで行うことで、つま先・股関節を活性化しながら還流を促がすことができるのです。